リビングに隣接する和室の畳の表替えをおこなった。
6年前に畳の表替えをしてもらっていたのだが、黄色く変色し、所々剥げてきている状況で、畳屋さんに来てもらった。
最近は大手のリフォームショップやホームセンターで畳の表替えを扱っているところや、ネットの畳屋さんも増えてきた。近所に畳屋さんがない場合、そちらを利用しようかと思っていたが、前回やってもらった近所の畳屋さんの腕が良かったのと、説明が丁寧だったので、今回もそこにお願いした。
畳の表替えの相場
地域やお店により異なるが、関西の地方都市の畳屋さんの一例
表地はグレード別にいろいろあるようで、イグサの産地、グレード、糸の種類等で、何十種類もある。値段が細かく分かれていて、だいたい6畳でこみこみ(家具移動、引取、設置込み)18,000円位から、高いものだと20万円以上もするグレードがあるとのこと。
一般によく選ばれるのは、6畳3万円から7万2千円の価格帯で、その中にも、国産か外国産か、イグサのグレード、厚さ、糸の種類(麻糸かそうでないか)等の違いがあるらしい。
値段が高い畳は何が違うの?
一般的に値段が高い畳は、安い畳に比べてイグサや糸に質の良い材料を使い、手間をかけているとのこと。
グレードが高い畳は、
・見た目や触った感じが良い
・耐久性が高い
・変色のときに均一にきれいに焼ける
とのことで、使っていくうちに違いがはっきり出てくるとのこと。
前回選んだのは3万円の普及品だったので、今回は思い切って7万2千円の上級グレードにした。熊本産のイグサで、そこそこ品質のよい長めで径が揃ったものを使用しているとのこと。麻糸綿糸ダブル使用で厚みもあり、しっかりしているので前回のものより耐久性が高いとのこと。
敷いてしまえばわからないだろうと思って安いのにしていたのだが、敷いてみると最初から全然違う(笑)。
畳もトレーサビリティー対応!?
あと、畳表に生産者表示のタグがついていて、インターネットで生産者の紹介、品種名、使用農薬記録、植付や刈取り日の記録が検索できるようになっている。長く使う畳だけにこういうのがわかると安心できる。
牛肉のトレーサビリティーシステムが有名だが、畳もトレーサブルになってきている。
今はQRコードで、畳を使用する際は外さなければならないが、これからICタグがもっと安価になって普及すれば、畳の表に埋め込まれて、スマホなどで非接触で読み取りができるようになるのではないかと期待している。