ガス給湯器が故障！？突然湯が出なくなった時に確認する5つのこと。

冬の寒い日の夜に、お風呂にお湯を入れようとしたら、給湯機からお湯が出ない…。こんな経験、私はこの10年間で2回ありました。ガス給湯器が故障かな？と思ったら、まず下記の５つのことを試してみて、直らなかったら早めの修理の手配をおすすめします。

また、給湯器の故障はかなり高い出費になるので、メーカーの技術者さんから教えてもらった、給湯器を長く持ちさせるコツも以下で紹介しています。

どれも簡単なことなので、ぜひ実践してみてください。給湯器の寿命がわかるのは、10年以上も先のことかもしれませんが、ガス代の節約にもなるようで、我が家でもガス代が前年に比べて減っていてうれしい結果が出ています。

給湯器から突然湯が出なくなった時にすること５つ

最近のガス給湯器は電気製品です。電源が切れていたり、ブレーカーが落ちていると使えません。

もし、ブレーカーが落ちる場合、何らかの異常（たとえば給湯器本体がショートして過電流が流れていたり、漏電しているなど）が考えられ大変危険です。直ちに使用をやめ、すぐに業者に点検を依頼しましょう。

念のためにガスが出ているか（給湯器にガスが供給されているか）確認します。

給湯器手前のガスの元栓が閉じられていないか確認します。また、最近のガスメーターは揺れ（地震）を感知してガスの供給をストップする機能が付いていますので、作動していないか確認しましょう。

集合住宅の場合、水道の給水ポンプが止まっている場合があります。また、水が出ていても、水圧が低くてお湯が出ないことも考えられます。水圧が低いと必要以上に湯温が上昇し、空焚きになりやすいので、安全装置が水圧低下を感知し、バーナーへのガスの供給を止めます。

いつもより水の出が悪いなぁと思ったら、水圧が低くて安全装置が働いている可能性が高いです。

水圧を上げるには、

が有効です。

特にマンションの高層階のように元々水圧が低い場合、給湯器のフィルターがちょっとでも目詰まりすると給湯器の安全装置が働いてしまい、お湯が出なくなってしまうので注意しましょう。

なお、フィルターのお掃除は必ず水道、電気、ガスの元栓を閉じてからやりましょう。

前述の電気、ガス、水道の状態をチェックした後に、電源を入れなおします。

お湯が出るようになったでしょうか？

もしお湯が出ないようであれば、メーカーや販売店に修理を依頼しましょう。

お湯が出るようになっても、しばらくは同じ症状が起こらないか様子をみましょう。

特に原因がはっきりわからない場合は、いちど業者に来てもらって調べてもらいましょう。ちょっとした不具合なら簡単な修理で済むケースでも、だましだまし使っていると修理不可能な状態になる場合があります。

給湯機は10年以上使用することが多いですが、年数が経つと交換部品がなく修理不能で買い替えになるケースが増えてきます。給湯器の製造終了後7年は部品を保有することになっていますが、それを過ぎると在庫部品が徐々に無くなってくるからです。

すると数万円で済む修理が部品がないため、数十万円の新品交換となり高額な費用が発生します。給湯器の調子が少しでもおかしいと感じたら、早めに点検を依頼して、劣化している部品があれば早めに交換されることをおすすめします。