かれこれ十数年、ノイズキャンセリングヘッドホンを愛用しています。
初めて使用したとき、別次元の静寂性とその使い心地に感動し、
それ以来、みんなにオススメしてきました。
特に電車や地下鉄で通勤されている方に大好評で、
電車内で快適に音楽を聴いたり、英語学習、読書に集中したりと、
いろいろと活用されているようです。
ただ、多くの方から、
「オフィスでは使いにくい」との声を聞きます。
どうも、音楽を聴いているのと誤解されるみたいで、
オフィスでヘッドホンを使うのは抵抗があるようです。
そんな中、テプラ等で有名な文具メーカーのキングジム(KINGJIM)から、
デジタル耳栓なるものが出ました。
オフィスで遠慮なく使えます。
KINGJIM MM-1000 耳栓だからMM1000?
私も購入しました。
別にSOHOなのでヘッドフォンをしてようが、
音楽を聴いていようが文句は言われない環境なのですが(笑)。
でもノイズキャンセリングとあらば、買って試してみたくなります。
で、試してみた結論ですが、これはかなり使えます。
主なプラス面としては、
(1)耳栓をしていて会話がしやすい
BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンに比べると、ノイズキャンセリング性能は弱めですが、その分人の話が聞こえるので、人と会話できます。
人と会話できるというのはオフィスにとって必要条件でしょう。
(2)オフィスの騒音がある程度静かになる
程度の差はありますが、耳障りなPCのファンの音や、コピー機の音、エアコンの音などが静かになります。逆に高い音はほとんどキャンセルされないようで、工事の時のドリルの音なんかには無力でした。
(3)コストパフォーマンスが高い
デジタル耳栓だけあって、騒音を消すためだけに特化しているのでノイズキャンセリングヘッドホンに比べて価格が安めです。もちろん、スマホや音楽プレイヤーにつないで音楽は聞けません。
逆にマイナス面ですが、
(1)ノイズキャンセリング性能は弱め
デジタル耳栓と言っても、本当に静寂とまではいきません。
静けさを追及されるのでしたら、周囲の目をあきらめてBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンを使いましょう。(価格が5倍以上しますが…)
(2)見た目、ヘッドホン
見た目はカナル型ヘッドホンです。最初はヘッドホンと見間違えられるかもしれません。一見するとおしゃれな小型メモリープレーヤーのようにも見えますし(笑)。
音楽を聴いているのと誤解されては、元も子もありません
この誤解を防ぐには、最初、「こんな耳栓買ったよ!」と周囲へのアピールが必要かもしれません。一回周囲に認知されれば、ノイズキャンセリングヘッドホンをオフィスで使うよりも抵抗なく、デジタル耳栓を使えるようになるでしょう。
まぁ、デジタル耳栓がもっと世の中に広まっていけば、その手間も不要になっていくことでしょうが。